【ワイン】シャトー・ムートン・ロスチャイルド 2021年のラベルに、日本人アーティスト作品採用!

シャトー・ムートン・ロスチャイルド2021年のアートラベルには、日本人アーティストの塩田千春氏の作品が採用されました!

毎年、ラベルデザインを変えることで知られる、ボルドーのメドック格付け第1級、シャトー・ムートン・ロスチャイルド。
ラベルはこれまでシャガール、ピカソ、ゲルハルト・リヒターなど、時代を代表するアーティストが手がけており、どんなアーティストになるのか世界的に注目されます。
そんなムートンですが、ついに最新ヴィンテージ、2021年のラベルが発表されました!

2021年のアートラベルには日本人アーティスト、塩田千春氏の作品が採用されました。日本人アーティストがこのアートラベルに採用されたのは、1979年の堂本尚郎氏、1991年の節子バルテュス氏に続き30年ぶりです。作品のタイトルは「Universe of Mouton(ムートンの宇宙)」です。

塩田氏は生と死という人間の根源的な問題に向き合いながら、「生きることとは何か」、「存在とは何か」を探求しつつ、「不在の中の存在」という一貫したテーマのもと大規模なインスタレーションを制作するアーティストです。現在はベルリンを拠点に活動しています。

描かれているのは、赤々と溢れんばかりの自然を前に立つ人物で、自然と人間がバランスを図っているかのように見えます。人間と自然をつなぐ4本の線は四季を表し、孤独や希望、達成感といった四季とブドウ作りにまつわる感情が作品に込められています。

塩田氏は、作品の制作について次のように語っています。

シャトーを訪れた際、シャトーと自然の関係性に多くのインスピレーションを受けました。人々は天候に対して従属的であり、母なる自然と衝突することなく、ブドウが育つ環境を受けて入れています。人間と自然の均衡を保ち続ける努力、それこそがムートン・ロスチャイルドというワインなのだと思います。

アートラベルのアーティストのセレクションを担当しているオーナーファミリーの一人、ジュリアン・ド・ボーマルシェ・ド・ロスチャイルド氏は、ワインの世界と共通する塩田千春氏の世界観に魅了されたそうです。
「まさに“メタフォリカルレアリズム(比喩的写実主義)”と呼ばれるべきもので、世にも立派なブドウをしっかり握る栽培醸造家の姿が思い浮かびます」と語りました。

シャトー・ムートン・ロスチャイルド 2021年

また、アートラベルお披露目イベントが、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社が選ぶ本ラベル発表のための世界のパートナー5社のひとつに、アジアを拠点とする企業で唯一選出されたエノテカ社のワインショップ・エノテカ GINZA SIX店にて実施されました。

シャトー・ムートン・ロスチャイルドファンが、塩田氏の新しいラベルアートを鑑賞しながら、このイベントのために特別に空輸されたシャトー・ムートン・ロスチャイルド2021年ヴィンテージを堪能しました。

2021年のワインは、優れたバランスと骨格を兼ね備えたクラシカルなスタイルとなっています。美しいアートラベルと素晴らしいワインの香りと味わいに会場は大盛り上がりとのこと。この特別なラベルの裏には、人間と自然の調和、生と死といった根源的な問いに対する塩田氏の哲学が込められています。

シャトー・ムートン・ロスチャイルド2021年は、芸術とワインの融合を象徴する作品として、世界中の愛好家に愛されることでしょう!

シャトー・ムートン・ロスチャイルド 2021年

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